聖書の要約 -どうしたら救われるか-
聖書は、どうしたら人間が今の不幸な生活から救われて、幸福な生活に入ることができるかということを教える書物です。
これは、神様が私たちに下さった約束ですから、確かなものです。
1 人間は皆生まれながら罪人です。これは、人間が作った法律を犯した犯罪人という意味の罪人ではありません。
神の立法を犯したという意味の罪人です。私たちが、わがままで、自分さえよければそれでいいと考えるエゴイストで
あるがために、いろいろな問題が自分の周りに起こっているということを知れば、お分かりになると思います。
このままでは、滅びる以外にありません。
2 その罪人がいくら善い行いをしても、それで天国へ行くことなどできません。罪人は、自分が今までに犯した罪の償いを
しない限り、その罪は赦されないからです。しかし、聖書ははっきり、「罪が支払うべき値は死」であると教えています。(ローマ書
6章23節)。死以外に罪の赦される道はないのです。しかし、死んでしまえば、救われません。
3 それでは、私たちに救いの道はないのでしょうか。恵み深い神は、私たちをあわれみ、その尊い御子イエス・キリストを
人として世に生まれさせ、私たちが受けなければならない罪の刑罰を身代わりに背負って、十字架上で死なせられたので
す。(第1ヨハネ 4章10節)
4 ですから、このイエス・キリストを私の救い主と信じ、心の中に受け入れるなら、その人のすべての罪は赦され、神の子ども
としていただくことができます(ヨハネの福音書 1章12節)。
これを心から願われる人は、次の祈りをささげてください。あなたの人生は今から全く新しくされます(第2コリント 5章17節)。
天のお父様、私は今まであなたの御心に背き、自分勝手な生き方をしてきた罪人です。このような者が滅びるのは当然の
ことです。しかし、あなたは、私のために尊い御子イエス・キリストをこの世に遣わし、私が受けなければならなかった罪の刑罰を
十字架上で身代わりに受けさせてくださいました。今、イエス・キリストを私の救い主として信じ、受け入れます。このような者を
神の子どもとしてくださったことを、心から感謝します。イエス・キリストの尊いお名前によってお祈りします。アーメン
今、この祈りをされたあなたは、神の子どもとしていただくことができました。それは、神の国の王子または王女とされたという
ことを意味しますし、神様を「天のお父様」と呼んでお祈りする特権が与えられたのです。これから毎日、聖書を読んでください。
それは霊の食物としてあなたの霊性を育ててくれます(第1ペテロ 2章2節)。そして、どんなことでも天のお父様に申し上げ、
天のお父様と交わってください。それがお祈りであり、神様との会話です。さらに近くの教会へ行ってください。教会は神の家族
です。この霊的家族の中で健全に成長していくことができます。ただ大切なことは、十字架の付いている教会へ行ってください。
キリスト教という看板を掲げてはいても、十字架のない教会は、キリスト教会ではなく、異端です。そういう所では、天国へ行けなく
なってしまいますから気を付けてください(キリスト教と称していても十字架のない教会とは、統一協会、モルモン教、エホバの証人
などです)。
参考文献
「リビングバイブル(いのちのことば社)」
「聖書名言辞典(講談社)」
「バイブルナビ(いのちのことば社)」
「聖書現代訳(現代訳聖書刊行会)」