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2014年5月14日


兼松弘子 ディレクター
 EVERY PRAISE
 これはアメリカのジョージア州で先月の30日にあった本当の出来事です。

 結構日本のテレビでも取り上げられていた話で、情報番組で、EVERY PRAISEの音楽とともに放送されていました。

 10歳のウイリー君という黒人の男の子が、家の前で遊んでいて、何かを拾おうとしてしゃがんだすきに、男に捕まえられて、いきなりその男の車に押し込められて、誘拐されてしまったのです。

 皆さん、想像してみてください。10歳の男の子が誘拐されたらどんな光景を思い浮かべますか。

 多分、がたがた震えて声も出ずに、これから先どうなってしまうのかを心配していたのではないかと思いますよね。

 ところがこの男の子は、日曜日には教会に通っていて、クワイアのメンバーでもあるらしいのです。

 彼はEVERY PRAISEという曲が大好きで、ただひたすら3時間、この曲を犯人の前で歌い続けたそうです。

 ちょっと想像できないですよね。

 歌詞を見てみると、

  Every praise is to our God
  すべての賛美を 私たちの神に
  Every word of worship with one accord
  ひとつ心 すべての言葉で あなたをたたえる
  Every praise every praise is to our God
  すべての賛美を 私たちの神に

  Sing hallelujah to our God
  あなたに ハレルヤと歌います
  Glory hallelujah is due our God
  栄光あれ ハレルヤと歌います
   Every praise every praise is to our God
  すべての賛美は 私たちの神に

  God my Savior
  あなたは わが救い主
  God my Healer
  あなたは わがいやし主
  God my Deliverer
  あなたは わたしを救う方
  Yes He is yes He is
  そうです 彼こそ 彼こそは

 と歌っています。

 「神様、あなたは私を危険から救い出してくださる方。」ということをずーっと3時間も歌い続けたと言うんです。

 犯人は、彼がずーっとこのように賛美し続けているので、「神様は俺をどんな目にあわせるんだろうか」と不安になったのでしょうか、3時間後に車を止めてウイリー君に、「今日のことは誰にも言うなよ」と言って彼を車から外に追い出したということです。

 誰にも言うなよと言われたウイリー君は家に帰ってから、いろんな人たちにこのことを言いふらしました。

 私が見たテレビでは犯人はまだ警察に捕まっていませんということでしたが、そんなことが実際に起こったわけです。

 ある意味、それは奇跡と言ってもいいかも知れません。

 私たちが心から神様を賛美するときに、信じられないような大きなことを神様は私たちにしてくださいます。

 聖書の「使徒の働き」というところに、こういうところが出てきます。

真夜中ごろ、パウロとシラスが神に祈りつつ賛美の歌を歌っていると、ほかの囚人たちも聞き入っていた。
ところが突然、大地震が起こって、獄舎の土台が揺れ動き、たちまちとびらが全部あいて、みなの鎖が解けてしまった。目をさました看守は、見ると、牢のとびらがあいているので、囚人たちが逃げてしまったものと思い、剣を抜いて自殺しようとした。

 囚人が脱走すると、その囚人に課せられていた刑罰を、看守が受けるのがローマの法律だったので、看守は自殺しようとしました。

 そこでパウロは大声で、「自害してはいけない。私たちはみなここにいる。」と叫んだ。看守はあかりを取り、駆け込んで来て、パウロとシラスとの前に震えながらひれ伏した。そして、ふたりを外に連れ出して「先生がた。救われるためには、何をしなければなりませんか。」と言った。

 ふたりは、「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」と言った。

 そして、彼とその家の者全部に主のことばを語った。看守は、その夜、時を移さず、ふたりを引き取り、その打ち傷を洗った。そして、そのあとですぐ、彼とその家の者全部がバプテスマを受けた。それから、ふたりをその家に案内して、食事のもてなしをし、全家族そろって神を信じたことを心から喜んだ。
 
 私たちが人生の中で、こんな出来事の中に自分が追いやられるなんてと思うことがあるかも知れません。
 そんな時に私たちは、慌てふためいて「ああ、神様。私はゴスペルを歌っているのに、神様、あなたからたくさんの恵みをいただいているのに、どうしてこんな目にあわなければいけないんですか」と嘆く前にちょっと待ってください。

 神様を賛美するときに、神様に祈る時に、神様は不思議な形で私たちをそこから救い出してくださる方です。

 私たちは
  
God my Savior
  あなたは わが救い主
  God my Healer
  あなたは わがいやし主
  God my Deliverer
  あなたは わたしを救う方
  Yes He is yes He is
  そうです 彼こそ 彼こそは
 と歌いました。

 神様は見ていてくださって、かならず救い出してくださる方なのです。

 ウイリー君も、神様に向かって賛美するときに、どういう形でか分からないけれども、神様は必ず救い出してくださることを信じて3時間歌い続けたのだと思います。
 是非みなさんもそんなことを思い出してください。

 神様は私たちに対して真実な方ですから、私たちが悔い改めて神様に目を向けると、神様は私たちに助けが必要な時に必ず救い出してくださる方です。

 私も「歌い続けなくっちゃ」と、この10歳の男の子から学びました。
 是非みなさん、歌い続けてください。

 ここで歌うだけがゴスペルではありません。
 家に帰ったり、職場に戻っていったりした時に、自分にとって都合の悪いことが起こった時でも、

  God my Savior
  あなたは わが救い主
  God my Healer
  あなたは わがいやし主
  God my Deliverer
  あなたは わたしを救う方
  Yes He is yes He is

 と心の中で歌ってみてください。

その時の映像はこちら

http://rocketnews24.com/2014/04/29/435387/
 
 


EVERY PRAISE